甲州市牛奥地区で古民家の床の張替え

あけましておめでとうございます。甲州市で建築、リフォーム業をしている家職人番匠の矢崎です。

年も明けたので昨年の暮れの工事です。

現場で仕事をしながらのブログの更新ですので遅れてしまいました。

築年数は100年は優に超えている民家です。これまでにも何回かリフォーム工事をさせて頂いたリピーターの施主さんでいつも指名頂いて感謝です。🙏

今回は畳からフロアに変更するのですが床の不陸が最大20㎜も違って柱も最大高さ1800で30㎜傾いています。床はゆさゆさ檀家の和尚さんが正座してお経を読んでいるとだんだん斜めになってひっくり返りそうだとお茶の時に笑っていました。さてどうする(-_-;)

畳を上げ古い床組みの木材を解体したら今まで古い民家の床の張替えでも経験は有りますが予想通り出てきました。

この家で過去に飼われていた猫のミイラでした。😱写真には載っていません出てくる出てくる全部で3匹出てきました。

猫は死期が近ずくと人知れず居なくなると聞きましたがこんな場所で亡くなっていくんですね😪

後は大の猫好き施主さんが埋葬してくれました。🙏この後は気分を切り替えて床の木組みを開始します。見てくださいこの曲がった古材(ふるざい、こざい)こざい読みの方が価値がありそう雑種犬、ミックス犬呼び名でだいぶ変わりますね。(笑)昔は材料を再利用して使用していたんですこれこそエコです。

 

 

 

 

床の下地を組んでいます。全部で28畳の面積です。

フローリング完成です。隣の畳床はそのままでそれに擦り合わせる大工泣かせですが

そこはベテラン大工です。💪後は建具屋さん、クロスの工事に入ります。

古い建物は既製品の建具では無理なのでその場所場所で計測して制作しました。後は持ち込んだ建具を現場での調整作業です。今は既製品が多いので建具職人も昔と比べて少なくなりました。左官、タイル職人もそうですね。😔

柱の3センチ傾いたところは調整しきれませんので戸の当たる部分は戸当たりを斜めに削り打ち付けました。建具の制作は全部で16本です。

次は引き続き表の縁側のサッシ取り換え工事に掛かります。